台湾アマチュア野球指導者講習会

2016.12.02 Friday

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    ご無沙汰しております。事務局の多田です。

    今回はOBメンバーの石原慎二氏より台湾で行われたコンディショング講習会の報告をいただきました。

     

     

    7月1日から3日間、台湾にてアマチュア野球指導者講習会が開催されました。

    今回は三木代表からのご推薦で、SC会を代表して台湾のアマチュア野球指導者の皆様に「野球のコンディショニング」について講演と実技指導を行ってきました。

     

    3日間の講習会は「バッティング」「守備」「ピッチング」「コンディショニング」で構成され、講師は全員日本人です。横浜大洋〜楽天〜DeNAで長年に渡り捕手を育て続けてきた高浦美佐緒氏。往年の沢村賞投手・遠藤和彦氏。読売〜中日でご活躍され、中日ではトレーニングコーチもされた仁村薫氏。そして元阪神トレーナーの私の4名です。

     

     

    100名前後の受講者を二組に分け、それぞれの講師が得意分野の指導を数時間ずつ交代で指導しました。

     

     

    勿論、指導者講習会ですので技術を指導するのではなく、いかに選手を指導するかに徹しての講習会でした。

     

    さて、私はコンディショニング部門の担当です。台湾に到着するまでは「少年野球の指導者」が対象と聞いていました(思い込んでいた?)。しかし実際の受講者は少年野球、中学野球、高校野球、大学野球、女子ソフトボールの指導者達。 そして台湾の現役プロ野球選手や一般のファンの方・・・。とても幅の広い受講者層であることが講習会前夜になって知らされました。熱烈歓迎の酒席の後で、ホテルに戻ってからパソコンを開き、幅広い受講者達に合わせてスライドを一から編集しなおしました(笑)。

     

     

    初日の座学講演では、「野球選手のコンディショニングを構成する事柄」「選手と指導者のコミュニケーション」

    「目標設定の方法」「反復練習の意義」等についてお話をさせていただきました。質疑応答においては「走り込み」「投手と野手のウエイトトレーニングの方法」「ストレッチングはどれくらい必要?」等の質問で予定時間を軽々と超えてしまいましたが、受講者の皆様には満足していただけたと思いました。

     

    二日目は大学野球部員達への「セルフケア」について投手と野手に分けて指導。

     

    三日目は初日の受講者達を相手に、「股関節の動きを意識したウォームアップエクササイズ」「様々な方法で行う体幹トレーニング」「キネティックチェーンとスタビリティを意識した全身の自体重トレーニング」等を受講者の要望に合わせて行いました。

     

    台湾指導者達はトレーニング指導の勉強をする機会が多くないという印象を受けました。インナーマッスルという言葉さえも聞いたことがない人も多数いました。また、現地の「野球トレーニング専門家」達はみんなボディビルダーの様なマッチョばかりで、数十年前の「ひたすら筋肉を強くする」的な考えで指導していることもわかりました。

     

     

    三日間の講習会を終えてわかったことは、技術指導を行える人材は沢山いるが、トレーニング指導を行える人材が少なく、コンディショニングについて勉強する機会が少ないということでした。次の機会があれば、より明確なミッションをもって彼らと接することが出来ると思います。

     

    この貴重な機会を与えていただいたSC会に感謝いたします。また報告が遅くなりましたことをお詫びいたします。ありがとうございました。

     

     

    石原慎二

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